【MLB】佐々木朗希が週明けにもポスティング公示へ 45日間の争奪戦始まる 本命ドジャース・対抗パドレスか
「令和の怪物」こと佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)の争奪戦がいよいよスタートする。日本時間12月8日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、佐々木は週明けに始まるウィンター・ミーティングの期間中に、正式にポスティング公示される見込みのようだ。ポスティング公示されたあと、メジャー各球団との交渉期間は45日間。ただし、佐々木は「25歳ルール」の制限を受けるため、2025年度の契約期間が始まる1月15日以降に契約するとみられている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 日本プロ野球の千葉ロッテからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指すことが正式に発表されてから約1ヶ月。いよいよ佐々木争奪戦が幕を開ける。2024年度の契約期間は12月15日までとなっており、佐々木は理論上は12月15日までにどこかの球団と契約することも可能だ。しかし、現時点では2025年度の契約期間が始まってから契約することが有力視されており、ポスティング公示された時点でメジャー各球団との交渉は解禁されるものの、実際に契約するのは1月15日以降になりそうだ。 23歳という若さに加え、日本球界やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での実績、そして100マイルの速球と威力抜群のスプリッターのコンビネーションにより、将来のエース候補として米球界でも大きな注目を集めている佐々木。「25歳ルール」の存在によって、昨オフの山本由伸(ドジャース)のようなマネーゲームの争奪戦にはならないため、ほぼ全球団が獲得に名乗りを上げることが予想されている。同様の状況だった2017年オフの大谷翔平は、最終的に契約金231万5000ドルでエンゼルスと契約した。 佐々木争奪戦の本命に挙げられているのはドジャース。以前から球団首脳が佐々木獲得に強い意欲を示しており、WBCでともにプレーした大谷と山本の存在も佐々木にとって心強いはずだ。対抗にはパドレスの名前が挙がっており、日本人投手たちの精神的支柱とも言えるダルビッシュ有の存在が頼もしい。争奪戦はこの2球団を中心に展開されるとみられており、事実上の「一騎打ち」を予想する声もある。佐々木が何を基準に、どの球団を選ぶのか。今後の動向に注目だ。