【ジャパンC】「JRA・GⅠ勝利歴のある4歳馬」が複勝率66.7% データで導く穴馬候補3頭
データで見る「穴候補3頭」
今週日曜は東京競馬場でジャパンCが行われる。日本競馬のチャンピオンコース・東京芝2400mに国内外の優駿を迎え、最強馬の名誉と1着賞金5億円を争うレースだ。 【ジャパンカップ2024 推奨馬】能力&末脚はメンバートップ! 3つの複勝率100%データを持ち信頼度◎(SPAIA) 予想に取り掛かる前に軽く前提を整理すると、ジャパンCではここ10年間、8番人気以下の馬が【0-0-0-98】と馬券に絡めていない。また6歳以上馬【0-0-0-52】、海外馬【0-0-0-25】も好走例ゼロだ。穴を狙うにせよせいぜい「中穴」くらいまでで、なおかつ「若い日本馬」にヤマを張るのが定石となる。 その点も踏まえつつ、様々な切り口のデータを駆使して3頭の穴候補を導き出した。
「JRA・GⅠ勝ちの4歳馬」は複勝率66.7% ドゥレッツァ
まず1頭目はドゥレッツァをチョイス。昨年は条件戦から5連勝で一気に菊花賞を制した。今夏の英インターナショナルS遠征は5着に終わり、国内で仕切り直しの一戦となる。 ジャパンCはそのレースレベルの高さゆえに「GⅠ未勝利馬」の好走をほとんど許さない。また冒頭で触れた通り海外馬も振るわない。必然的に、3着以内馬の大半は「JRA・GⅠの勝ち馬」が占めている。 過去10年でデータを見ると「JRA・GⅠ勝ち馬」【8-6-8-34】複勝率39.3%に対し「JRA・GⅠ未勝利馬」は【2-4-2-104】同7.1%と大きな差がある。まずは日本でのGⅠ実績を重視しよう。 さらにJRA・GⅠ勝ち馬のうち、4歳馬は【5-2-3-5】複勝率66.7%、単回収率165%、複回収率116%という成績だ。脂が乗った4歳の実績馬はマークしておきたい。 今年はドゥレッツァとソールオリエンスの2頭が該当する。ソールオリエンスについても後述するが、まずはドゥレッツァからだ。 菊花賞を最後に勝ち星から遠ざかっているが、金鯱賞は59kgを背負った上にプログノーシスとは進路取りの差が大きかった2着。天皇賞(春)は「軽度の熱中症」の症状があり、レース後の検査では右第1指骨の剥離骨折が明らかになった。前走は海外遠征のため参考外でいい。 そして今回は逃げ、先行馬がほとんどいないメンバー構成。菊花賞で見せた先行力は展開面で大きなアドバンテージを生む。軽視禁物の一頭だ。