横断歩道のそばに歩行者…「車が一時停止する率」全国ワーストの県が最下位脱出! それでも半分以上が止まらず
信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている状況で、車が一時停止した割合を調べる日本自動車連盟(JAF)の2024年の調査結果がまとまった。新潟県は49・0%で、全国平均の53・0%を下回った。全国最下位となった23年より25・8ポイント改善し、全国29番目となったものの、2台に1台以上が一時停止していなかった。 歩行者がいる横断歩道前の一時停止率ランキング 調査は8月、各都道府県の横断歩道2カ所で、JAF職員が渡ろうとしたときに車が止まるかを調べた。一時停止率が高かったのは長野県87・0%。低かったのは富山県31・6%、北海道34・1%、福井県34・7%と続いた。 新潟県は2020年に49・4%と全国で4番目に高かったが、その後は減少が続き、23年は23・2%と全国最下位だった。 県警交通企画課の井上雅彦交通調査官は、今回の結果を広報などの一定の成果とみる一方、「全国的にはまだ低い」と指摘。冬に向けて夕暮れが早まることから「ドライバーは早めのライト点灯を。歩行者は自分の存在を知らせるため、夜光反射材などを活用してほしい」と呼びかけた。