八村塁の意見に、協会側はホーバス体制の継続強調「多くの選手、関係者がリスペクトする世界的なレベルのコーチ」
日本バスケットボール協会の渡辺信治事務総長(59)が20日、宇都宮市内で報道陣の取材に応じた。NBAレーカーズの八村塁がトム・ホーバス監督の続投が決まった男子代表の指導陣の体制について否定的な意見を述べたことについて、渡辺事務総長は「ロサンゼルス五輪に向けて最大限のバックアップをする。多くの選手、バスケット関係者がリスペクトする世界的なレベルのコーチであることには間違いない」とホーバス体制の継続を改めて強調した。 21日に日本代表はアジアカップ予選でモンゴルと対戦する。渡辺事務総長はロス五輪出場のためにアジアカップ、W杯で成績を残す必要があるとしながら「W杯出場にはBリーグ、国内選手を中心に出場権を獲得しなければならない。そのためにハードワークや組織的な強化が必要。ホーバス監督が蓄積してきた強化方針で実績を積み上げることで、道が拓ける」と見解を述べた。 協会はこの日までにオンラインで八村の代理人と約1時間やりとりをしたといい、引き続き対話していく意向を示した。
中日スポーツ