2000安打を達成した大島洋平と私の共通点【辻発彦のはっちゃんネル】
2000安打達成の記者会見に臨んだ大島[写真=矢野寿明]
本当に“素晴らしい”の一語に尽きます。8月26日のDeNA戦(バンテリン)で中日・大島洋平選手が史上55人目の通算2000安打を達成しました。大学、社会人を経由しての大台到達は古田敦也氏、宮本慎也氏(ともに元ヤクルト)、和田一浩氏(元中日ほか)に次いで史上4人目。プロ14年目での達成も簡単にできるものではありません。 大島選手は2010年、日本生命からドラフト5位で中日に入団。そのとき、私は落合博満監督率いる中日で一軍総合コーチを務めていましたが、大島選手とは境遇が似ているなと思っていました。大島選手は入団時、24歳。私もプロ入りが25歳と年齢を重ねてからでした。 さらに、すでに結婚していたというのも共通点。日本生命ほどの大企業なら、ユニフォームを脱いだあとも生活に困ることはおそらくありません。大島選手も安定した社会人生活を捨てて、厳しい競争が繰り広げられるプロの世界に飛び込むことに悩んだと聞いたことがあります。ただ、そこで最大の理解者である奥さまが・・・
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週刊ベースボール