【伊原春樹コラム】日本一奪回へ大補強を繰り広げる巨人 田中将大は残り3勝に迫る日米通算200勝も通過点に
24年は一軍では1試合の登板に終わった田中。コンディションが整えば復活できる[写真=井田新輔]
【伊原春樹の野球の真髄】 日本一奪回への本気度がうかがえる。このオフ、大補強を繰り広げているのが巨人だ。2024年は阿部慎之助監督が就任1年目で4年ぶりのリーグ優勝に導いたが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージでDeNAに3勝4敗で敗退(巨人は1勝のアドバンテージを含む)。日本一への夢は絶たれてしまった。 そこで、さらなるチーム強化を目論んだのだが、まずプラスとなるのはライデル・マルティネス(中日)の獲得だろう。チームは球団史上初の3年連続最下位と低迷も、マルティネスは60試合登板で2勝3敗43セーブ7ホールド、防御率1.09と圧巻の成績。自身2度目となる最多セーブのタイトルに輝いた。一軍で7年間、投げ続け通算166セーブ、防御率1.71。佐々木主浩(元横浜ほか)、岩瀬仁紀(元中日)らに並ぶ歴代屈指のクローザーと言っても過言ではない。 巨人には24年に29セーブ、防御率0.88の好成績を挙げ、プレミア12で侍ジャパンの守護神も務めた大勢がいる。しかし・・・
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週刊ベースボール