JR九州で働く平成ヒトケタ入社の女性たち 博多駅長は「プライベート充実」を目標に掲げた
職場のリーダーに必要なことは?
JR九州 赤木由美常務 「やっぱり一番大事なのは、部下をどんなふうに育てるかっていうことなので、そこに関しては駅長の鐘ヶ江がいちばん力を入れてると思いますし、それは男性女性関係なく、後輩たちに自分の姿をみせながらひっぱっていっているので、後輩が彼女の背中を見ながら大きくなってくれれば十分だと思います」 1997年入社の鐘ヶ江駅長は、入社3年目と12年目に1年と1年半、それぞれ育児休暇をとっています。
転機は、1回目の育児休暇の取得後
JR九州博多駅長 鐘ヶ江理恵さん(49) 「1回目の産休育休をとるまえは、あんまり仕事まかせてもらえないところがありまして、育休とって戻ってきたら、『この人なんかちゃんと働くんだな』って思ってもらったのか、そこから普通に男性と同じように仕事をまかせてもらえたような気がしたんですね。だから逆に『がんばんなきゃな』って思ったんです。今、うちの職場では男性が育児休業5ヶ月とったりとか普通にします。普通がこれなんだっていうのを根付かせるということが大事かなと思っています」 「女性が」ということではなく、男女を問わず、働きやすい職場にする。鐘ヶ江駅長のもと、その環境づくりが進められています。