【芦ノ湖解禁!】ネイティブフィールドでレインボーが乱舞!湖でトラウトを釣るコツとは?
ひと気の無いシャローエリアに良型が!?
”ヤマキ桟橋”のある箱根関所方面から見て、箱根海賊船の桟橋より向こうは3つのボート店の桟橋があり、最奥の「かまくらボート」を過ぎると、湖畔に別荘地のある静かな浅瀬が拡がっている。その周辺に数隻のボートが浮いていた。みなさんブレイク(水深が深くなる肩)の沖側にボートポジションを取ってカケアガリへ向けてルアーを投げている模様。岸辺に釣り人が居なかったので、私はガラ空きの岸側へボートを乗り入れ、エレクトリックモーターのフットペダルから足を離して、風に乗せてボートを流すことにした。 使い慣れた5gのスプーンを投げると、1投目から魚のアタックを感じる。「魚は居る」と確信して、2投目で重めの魚をフッキングしたが、最初の走りで外れてしまった。3投目でも塩焼きサイズの魚が掛かったが、バーブレスフックが悪い方に働いてジャンプ一発でバラしてしまった。はやる気持ちを落ち着かせ、良い釣り場に入れたことへ感謝して4投目。またしてもアタリがあり、ゆっくり確実にアワセてフッキング成功。 初めのうちは大人しく寄ってきたものの、魚体が船上から見えた途端にドラグを鳴らして猛烈な走りを見せた。体高のあるレインボートラウト(ニジマス)だった。これを逃がしてはいけないとエレキの操船で間合いを詰めながら慎重にファイトし、魚体に対して心許ないネットを沈めて、そこに魚を誘導する形で何とかネットイン。竿を置き、両手でネットの枠を掴んで引きずり上げ、ボートの生け簀へと取り込んだ。 まだ魚は居そうだが一旦釣り場を離れ、”ヤマキ桟橋”に戻ってアドバイスをくれた柳沢さんにお礼とご報告。桟橋の船長各位に「うわ、でっか!」と褒めて貰いながら検量すると68cm、5.85kg。例年の入賞ラインは70cm以上なので惜しくも足りない数値ではあるが、私の中ではトロフィーフィッシュ。早春にして2024年の思い出に刻まれる大切な一尾となった。