花蓮市長、岩手県宮古市長と面会 交流深化に期待/台湾
(花蓮中央社)岩手県宮古市の山本正德市長ら訪問団が9日、東部・花蓮市公所(役所)を訪問し、魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長と面会した。両市は共に震災からの復興に取り組む都市であることから、魏市長は交流の深化に期待を寄せた。 山本市長や橋本久夫宮古市議会議長ら一行は台北市内で7、8日に開かれた東北PRイベント「日本東北遊楽日2024」への参加後、8日午後に花蓮に到着し、花蓮市主催の夕食会で歓迎を受けた。 魏市長は今年7月末、友好都市提携を結ぶ岩手県盛岡市を訪問。山本市長はその際に開かれた友好都市提携5周年記念イベントに駆け付けていた。魏市長は、宮古市が今年4月の台湾東部沖地震の発生後すぐに花蓮市にお見舞いのメッセージを寄せ、200万円を寄付したことへの感謝の印として扁額を贈った。 山本市長は、地震と津波に対応するため、同市と近隣地域はいずれも包括的な防災計画を策定したとし、今後、宮古市で花蓮市の訪問団をもてなし、関連の課題について交流、議論できるよう願った。 橋本市議会議長は、宮古市と花蓮市の児童を相互に派遣する交流事業を推進したい考えを示した。 (李先鳳/編集:名切千絵)