狭いバスルームを広く、おしゃれに見せる4つのポイント
どうしてもスペースが限られてしまう「バスルーム」。数多くのバスルームのデザインを手掛けるCP Hart のデザイン ディレクターであるヨセフ・マンスーリが、バスルームを広々と見せるためのコツを語る。UK版「エル・デコ」より
バスルームを広く見せるには?
まずはバスルームを整理することが必要。そのためには十分な収納を設けることが重要だ。奥行きを抑えたコンパクトなキャビネットや壁付けの洗面化粧台は、空間に広がりを感じさせる。さらにトイレブラシやソープディスペンサーなどを壁付けにすることで、床にものを置かずに済むので開放的な雰囲気が出る。 すっきりと整然とした印象にするには、シャワーの金具やパイプなどは造作で壁内に隠すのがおすすめ。さらに、光沢感のあるタイルは部屋全体に光を反射させて、明るい雰囲気を作り出すので狭い空間には最適。
シャワーや浴槽、洗面台はどんなものを選ぶべき?
狭いスペースでは、数センチでも余白を生み出せるかが勝負。だからといって、浴槽を諦める必要はない。今ではコンパクトなスタイルが多数あるので、予算や好みに応じて選ぼう。 さらにシャワールームの仕切りはフレームレスのものを使えば、開放的な空間を演出することが可能だ。
どんなレイアウトがより広く感じられる?
レイアウトにこだわることが狭いバスルームでは最も重要。レイアウトをしっかりと考えることにより、空間広く感じられるだけでなく、人の動線も劇的に改善される。 しかしレイアウトを変更する前には、汚水管の位置を確認することが重要。この位置によって、どんなレイアウトが可能で、何が不可能かが決まってくるので、家ごとにできるレイアウトは異なってくる。プロの配管工にアドバイスを求めよう。
狭いバスルームを個性的に演出するには?
コンパクトな洗面所こそ、自身のセンスと大胆さを発揮するいい機会。遊び心のある壁紙やカラフルな陶器で個性を加えながら、さまざまな色の組み合わせを実験的に試してみよう。 特に洗面ボウルが一つしかない場合など、洗面所の要素が少ない場合は、各パーツの仕上げにこだわるのがおすすめ。 変わった形の真鍮パーツや、仕上げを試してみるのもいいだろう。