初日から「満開」約350本咲き誇る造幣局桜の通り抜け
初日から「満開」約350本咲き誇る造幣局桜の通り抜け始まる 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
11日の近畿地方は、湿った空気や前線の影響で曇り空が広がっている。大阪市北区の造幣局では同日から恒例の「桜の通り抜け」が始まり、朝から多くの人でにぎわいをみせている。開催期間は17日まで。 【拡大写真と動画】少し冷んやりの夜桜見物 造幣局桜の通り抜けにぎわう
造幣局によると、毎年同局構内の全長約560メートルの通路を1週間開放。ほかではめったに見られない珍種などが咲き誇り、今年は134種、349本の桜が並んでいる。関係者は「今年は咲くのが早く、ご覧の通りすでに満開ですね」と笑顔で話していた。
毎年、数多くの桜の品種のうちから一種を「今年の花」として選んでおり、今年は球形の大輪の花が提灯のようにぶら下がって咲く「大提灯(おおぢょうちん)」が選ばれ、この花の前では多くの見物客が記念撮影を楽しんでいた。 大阪市内から友達と来たという40代女性は「淡いピンクでふんわりした桜を見て笑顔になりました。始まった日から花吹雪もみられたので、なにか新鮮な気持ちになりました」と話していた。開催時間は平日が午前10時から午後9時まで。土・日曜は午前9時から午後9時まで。
気象庁によると、大阪市内では午前9時現在で気温19.9度を観測している。しかし、同日は午後から雨が降る予報となっている。あす12日は高気圧に覆われておおむね晴れる見込みで、予想最高気温は22度となっている。