【オーストラリア】豪7月の貿易黒字、60億豪$に拡大
豪政府統計局(ABS)が5日に発表した7月の貿易収支(季節調整値、物品対象)は、60億900万豪ドル(約5,813億円)の黒字となった。農産物の輸出が増加し、黒字額は前月から5億8,400万豪ドル拡大した。【NNAオーストラリア編集部】 輸出額は438億300万豪ドルと前月比0.7%増加し、輸入額は377億9,400万豪ドルと0.8%減少した。 輸出額の内訳は、農産物が6%増の59億5,800万豪ドルとなり、非農産物は0.4%減の346億2,700万豪ドルだった。 非農産物の輸出の内訳は、◇金属鉱石・鉱物:139億豪ドル(0.3%増)◇石炭・コークス・豆炭:69億4,300万豪ドル(1.7%減)◇その他鉱物燃料:68億7,300万豪ドル(4.5%減)◇機械:12億6,300万豪ドル(4.5%増)――などとなった。 非通貨用金製品は32億700万豪ドル(2.7%増)だった。 資源・エネルギーのうち、ユニット当たりの輸出額は、塊状鉄鉱石が前月比1.2%減、原料炭が3.1%減、液化天然ガス(LNG)が40.1%減だった。 日本向けの主要資源の輸出額(オリジナル値)の増減は、◇塊状鉄鉱石:7.9%減◇粉状鉄鉱石:8.6%減――などだった。 ■中間財の輸入が減少 輸入の内訳は、◇消費財:121億3,100万豪ドル(1%増)◇資本財:93億3,200万豪ドル(1.6%増)◇中間財など:155億200万豪ドル(3.7%減)――となった。