被災ペット どう守る?同行避難できず車中泊も 阪神淡路大震災から保護活動をする女性「飼い主の『備え』も必要」 避難先の把握、持ち出しグッズ、マイクロチップ装着も
備え①避難所情報のチェック
まずは避難先の情報をチェック。松本市は2023年、長野県内で初めてペットを連れて入れる避難所を1カ所指定しました。屋内にペットのスペースが設けられます。避難をためらう人が減るようにという狙いです。 ただこうした避難所はまだ限定的。ペットは受け入れるが「屋内は原則禁止」とするところが多く、対応は自治体によって異なるため、確認が必要です。 松本ドッグレスキュー・池田良子さん: 「何かあった時に近辺に避難所、避難できるところがあるか、ご自身で調べる。まずは場所が確保できるかってことですよね」
備え②持ち出しグッズ
人間と同様、備蓄や持ち出しグッズも重要。環境省や自治体のガイドラインが参考になると言います。ドッグフードや食器、ストレスを癒すおやつ、それに用を足すシートなどの衛生用品も。
備え➂マイクロチップの装着
事前の備えとしては「マイクロチップ」の装着も重要です。飼い主などの情報が確認できれば保護された時に連絡を受けることができます。
家族同然のペット。行政の対応も求められる一方で、池田さんは一定の備えは飼育する人の責任だと指摘しています。 松本ドッグレスキュー・池田良子さん: 「(ペットは)かわいい、癒される、それはもちろんですけど、地震もそうですし、そういう時にじゃあっていう心構え。そういうことが、災害によっては大きなことになるのかな」