被災ペット どう守る?同行避難できず車中泊も 阪神淡路大震災から保護活動をする女性「飼い主の『備え』も必要」 避難先の把握、持ち出しグッズ、マイクロチップ装着も
こちらの七尾市の家族は、車の中で愛犬の世話していました。 飼い主の男性: 「寒いので、倒壊寸前の家に置きっぱなしにできんし、避難所にも連れていくことができないということで、車の中、我慢してもらうのが続いています」 (鳴き声を上げる飼い犬に) 飼い主の男性: 「ストレス、ストレス…。もうちょっと我慢してね」 支援のペット用品は届いていましたが、避難生活がいつまで続くか見通せない状況に不安を抱えていました。
こちらは金沢市の1.5次避難所。生活しているのは輪島市の住民です。ここは屋内の一部でペットが過ごせるようにしています。 飼い主: 「やっぱりうれしかったです。家族の一員ですから、一緒にいられるだけで」 飼い主: 「(ペットスペースの確保)その話が無かったら家にいたというか、輪島市内の避難所の車の中にいたかな」】 金沢市の担当者: 「今はワンちゃんねこちゃんと一緒に生活できるということで、一生懸命支援していきたいと思います。こういった形の動物を同行しての在り方も研究しなければいけないかなと思います」
2019年の台風19号災害の際、長野市の避難所内での受け入れはやはり原則禁止でした。避難所横にペット用のコンテナハウスが設けられたのは1カ月後。
この為、ボランティアによる「一時預かり」の需要も高まりました。
一方、2016年の熊本地震では保護された犬で県の施設がパンク状態になり、県外に送られました。
長野県に送られた6匹は県と長野市が募集した新たな家族に引き取られました。 県によりますと、能登の被災地から要請などは現時点ではありませんが、出来る限り対応したいとしています。
万が一の備え 飼い主も必要
震災を切っ掛けに保護活動を始めた池田さん。飼い主も万が一に備えておくべきだと呼びかけています。 松本ドッグレスキュー・池田良子さん: 「個人の持ち物じゃないですか、犬も猫も。だからしっかりした管理のもとに、万が一、何かあった時にどうするかというところまで思いを馳せてやっていく」