【高校野球】浜松開誠館が練習試合で連勝…甲子園未経験の伊藤&中村の2選手がアピール
昨年の全国高校野球選手権大会に出場した浜松開誠館が9日、同校グラウンドで浦和麗明(埼玉)、時習館(愛知)と練習試合を行い、9―1、7―0で勝利した。 甲子園未経験コンビが好調をアピールした。1番の伊藤英翔外野手(3年)は1試合目の浦和麗明戦で3打数2安打の活躍。3回先頭では、低い弾道の左越え二塁打を放った。 昨秋までは代打で起用されることが多かったが、春からスタメン入り。「自主練習も行かずに腐っていた」という意識が冬前に変わり、筋トレなども積極的に行った。スイング速度を秋の最速130キロから、最速で150キロ台にアップ。長打を量産し始め「今は楽しくプレーしている」と話す。元中日の中村紀洋打撃コーチ(50)からも「急激に伸びている」と高評価を得ている。 春はベンチ外だった中村航大外野手(3年)は1か月前に投手から野手への転向を決意。出場機会を得てから、主に3番を任されている。4番で出場した時習館戦。初回2死二塁では左越え先制2ランを放ち、2試合で10打数5安打3打点だった。 春は県3位だったが、伊藤や中村ら新しい力も台頭。浜野洋監督(49)は打者陣は「層が厚い」。着実に力をつけている。(伊藤 明日香)
報知新聞社