ガスリー「今がキャリア最高の状態」今季の躍進に意欲…オフには角田裕毅と合同トレを実施し「ユウキとはカートで激しく競った」|F1
アルピーヌのピエール・ガスリーが、2024シーズン開幕を前に意気込みを示している。 ガスリーは2022年限りでアルファタウリを去り、2023年はアルピーヌから参戦した。新天地ではオールフランス体制となり、幼少期から因縁のあるエステバン・オコンが新たな僚友に。だがガスリーは新チームでもいきなり抜群の順応性を示し、アルピーヌ1年目から古株のオコンを上回るポイント数(62-58)を手にした。 ガスリーは「今、肉体的にも精神的にも最高の状態にある」と語り、新たなシーズンに向けて照準を定めた。『F1』公式がその言葉を伝えている。 「2023年は停滞感もあったから、今季に向けた開発面では大胆なアプローチを取った。何度か表彰台(ガスリー1回、オコン1回)に上がったけれど、アルピーヌとしては十分な成績ではなかったからね」 「僕らは新しいプロジェクトに着手する必要性を感じていた。そうすることで今季の滑り出しが望んでいるよりも複雑になる可能性があることは承知している。だけど、それが成功だった場合、開発曲線が急勾配で上向く可能性もある。それを実現するのがアルピーヌの目標なんだ」 「個人的には、自分のフィジカルは今がベストだと思っている。F1でこれまで7シーズン経験を積んできたし、何に取り組むべきなのか、どのような準備をする必要があるのか、正確にわかっている。だから、フィーリングはとても良いよ。まず今季の新しい車をしっかり評価し、スタート時点から前進させたい」 ガスリーは12月まで全世界を転戦するスケジュールについて、過密日程をいかに乗り切るかが重要だと説いた。 「1年間で24レースがあり、とても激しく消耗するシーズンになることはわかっている。移動が多いし、トレーニングを重ねる時間も限られているんだ。だからフィジカル面はしっかり鍛えて、いつも能力を発揮できる状態にしておく必要がある」 開幕戦はバーレーン、第2戦はサウジアラビアと、序盤2レースは中東での開催となる。暑さ対策も想定し、今オフにはUAEで元僚友の角田裕毅と一緒にトレーニングを行った。 「(ドバイでは)たくさん汗を流した。バーレーンとサウジアラビアに向けて良い準備ができたと思っているよ。ユウキとはカートで良いセッションができたね。コース上で激しく競ったんだ。パデルもプレーしたよ」