「今日がキックオフ」14年ぶりにJ2降格のサガン鳥栖、J1復帰へ佐賀県知事が再生案 スタジアム管理のクラブ委託を検討
佐賀県の山口祥義知事は1日、同県の鳥栖市役所を訪れ、来季14年ぶりにJ2へ降格するサガン鳥栖への支援策について、向門慶人市長と運営会社サガン・ドリームスの小柳智之社長と会談した。山口知事は再生策「サガン鳥栖リバイバル戦略」を提示。「1年でのJ1復帰」を目指し、一体となって取り組むことを確認した。 ■「自前で建てたんすごすぎる」長崎新スタにサポーター驚がく「かっこよすぎるぞ…唖然」【写真複数】 戦略は①クラブ愛や応援機運の醸成を図る「アイデンティティーの再構築」②駅前不動産スタジアム(鳥栖市)の管理をサガンに任せ、収益力と観客サービスの向上を図る「スタジアムの価値向上」③U―15(15歳以下)やU―18(18歳以下)が全国優勝するなど実績のある育成力を生かし、その選手たちがトップチームで活躍できるための「育成環境の充実」―の三つの柱。具体策については今後検討するという。 会談は山口知事の呼びかけに2者が応じ、非公開で行われた。会談後、取材に応じた山口知事は「再生にはみんなでこの1年、しっかり支える輪ができるかどうかにかかっている。今日がキックオフ」と強調した。小柳社長は「大変ありがたい提案。この1年があったから強くなれたと言われるようなクラブづくりを一緒にやっていきたい」と述べた。(杉野斗志彦)