チャールズ国王はバッキンガム宮殿が嫌い? 内部やバルコニーからの風景が史上初めて一般公開される
今年7月から8月にバッキンガム宮殿の東棟が史上初めて一般公開される。ここはトゥルーピング・ザ・カラーなどのときにロイヤルファミリーが登場して手を振るバルコニーがある棟。一般公開はツアーによって行われ、これに参加するとバルコニーにつながっているセンタールームにも入場できる。つまりロイヤルファミリーとほぼ同じ風景を見ることができるということ。 【写真】豪華なインテリアに目を奪われる、バッキンガム宮殿内部を撮影した貴重な写真集
さらに先週、英国王室はスコットランドにあるバルモラル城を一般公開することを明らかにした。王室は城のウェブサイトでプライベートツアーを行うことを発表。「1855年に完成して以来、初めて城内のツアーを実施する。城内の美しい部屋の数々を見学する歴史的な旅に案内する」とコメントしている。
どちらもロイヤルファンには嬉しい決定だけれど、この裏には国王の城に対するあまりポジティブとは言えない気持ちが隠れているという証言が飛び出した。新聞「デイリーメール」が報じている。BBCで王室レポーターをやっていたマイケル・コールは「国王が即位してわずか1年でバッキンガム宮殿とバルモラル城を開放しようと決めたのは、彼がこの2つに大きな愛情を持っていないことの現れ。嫌悪感すら抱いている」とコメントしている。コールのコメントを裏付けるようにある王室関係者も「国王はバッキンガム宮殿が好きではない」と同紙にコメントしている。
コール曰く「国王はバッキンガム宮殿に住むのにも乗り気ではない。だから公務のときだけ、例えば首相が国王謁見のために訪れるときだけ行く。だからもっと宮殿を一般に開放したいと思っている」。
バルモラル城はエリザベス女王のお気に入りとして知られている。チャールズ国王も幼い頃から夏の休暇をここで過ごしてきたが、宮殿同様この城もあまり好きではないという。「だからバルモラル城を訪れたときには領地内にあるバークホールに滞在している」。バークホールはエリザベス女王の母、クイーンマザーの好きな場所だった。