チャールズ国王はバッキンガム宮殿が嫌い? 内部やバルコニーからの風景が史上初めて一般公開される
とはいえ、国王が宮殿と城を開放したのは王室のことを考えた結果でもあるとも。「国王はいつも王室をより身近なものにし、エリザベス女王が王位についていたときには考えられなかったような変化をもたらしたいと考えている。それは国王の本能であり願いだ」と関係者は語る。
ちなみにバッキンガム宮殿の修復がすべて完了するのは2027年。今、国王はロンドンにいるときは皇太子時代と同じクラレンスハウス(写真上・下)に住んでいるが、修復が終わったら宮殿に引っ越す。しかし関係者曰く「国王は宮殿を自分の家だと思っていないし、現代社会に適した家だともみなしていない。コスト面でも環境面でも宮殿を維持するのはサステナブルではないと感じている」。環境問題に早くから取り組んできた国王らしい。関係者は「修復完了後も宮殿から徒歩5分のところにあるクラレンスハウスに滞在できるよう、全力を尽くすだろう」とまで語っている。
バッキンガム宮殿のツアーのチケットは現地時間4月10日(水)から発売される。チケット争奪戦が予想されている。バルモラル城内部のツアーのチケットはすでにソールドアウトだという。王室をより身近に、という国王の願いは歓迎されているよう。
スペインのフェリペ6世国王とも、アットホームなクラレンスハウスで対面。