14歳で決意したガラス工芸「江戸切子」の道 「職人はお金じゃない」というイメージに一石を投じる伝統工芸士の思い
■プロフィール
キヨヒデガラス工房 清秀(清水秀高)氏 1974年6月生まれ、神奈川県出身。モノ作りが好きだった14歳の頃、母親に連れられて訪れたデパートの展示会で、江戸切子の実演と出会い、「江戸切子職人になる」という夢を抱き、高校卒業後、実演をしていた師匠が構える工房に弟子入り。15年の修業期間を経て、2007年に独立。36歳で伝統工芸士に認定され、2020年、東京都江東区に「江戸切子専門店 煌粋~きらめき~ キヨヒデガラス工房」をオープン。工房、ショップ、オンラインストア、江戸切子体験など幅広く展開中。江戸切子は、江戸切子協同組合の登録商標で、組合員による製品以外のものに「江戸切子」を使用することはできない。
取材・文/山本エミ