名古屋最古の商店街 リニア開通に向け様々な取り組み
人と人とのつながりや、立地の良さが魅力
1938年(昭和13年)には約90店舗あった円頓寺商店街も、今ではその数は1/3まで減っている。その賑わいは全盛期の輝きに比べると見劣りするかもしれない。 しかし、最近では新たな魅力的な店舗も増えており注目されつつある。七夕まつりの初日。会場には名古屋おもてなし武将隊の徳川家康公も姿を現した。家康公は一昨年、“円頓寺幕府”と称して商店街の活性化を図り、ここでしか食べられない新名古屋めしの「円むす」を開発するなどをして円頓寺界隈の盛り上げ役となっている。 円頓寺商店街について聞くと、「人と人とのつながりや、立地の良さやコミュニケーション能力の高さが魅力的」と商店街に住む人たちの人柄に太鼓判を押す。 さらに「2020年にオリンピック開催、2027年にはリニア開通により東京と簡単につながれるようになる。その結果、名古屋に観光客が増えるようになるかもしれない」「しかし、その一方で首都圏に名古屋が吸収される恐れもある。円頓寺商店街はこれからどう発展するかわかならい、とても面白い商店街じゃのう」と未来への希望を語った。 昔ながらの「手作り感」溢れる商店街をはじめ、古い街並が今も残る円頓寺周辺。どこか懐かしさを感じる雰囲気の中にも新しさを感じるこの街を一度散策してみはどうだろうか。今後、円頓寺商店街が以前のような賑わいをみせることに期待したい。