台風7号 北陸にも16日頃最接近 西寄りを進めば影響大 警報級大雨や交通影響も
風のピークが収まってからも17日にかけて降水が続くことに留意
台風が日本の東海上へ抜けていくと、西高東低ならぬ西高東"台"のような気圧配置に移行していく見込みです。夏場ですから雪が降ることはありませんが、北陸地方では雨が降りやすくなるでしょう。17日に日付が変わってからの雨量の方が多くなることもあり、新潟地方気象台では、14日11時時点で、新潟県の全エリアで16日・17日の両日に大雨警報発表の可能性ありと見込んでいます。雨の降り方には十分注意して下さい。
高潮が発生するシクミ
これから秋にかけては1年の中でもっとも潮位が高い時期となります。海水温が高い時期にあたり、海水が膨張して潮位が高くなりやすいためです。また、満月または新月の前後数日間(大潮の時期)は、満潮時に特に潮位が高くなります。 屋外レジャーシーズンでもあるこの時期、今回のように台風や低気圧等が接近、風向きや沿岸部の地形の影響が加わることで、更なる潮位上昇が発生すると、事故や災害につながるおそれもでてきます。十分注意して下さい。
日本気象協会 北陸支店 河原 毅