ボートレース多摩川の5日間シリーズは、3日間の予選が終了。20日の10～12Rで行われる準優勝戦のメンバーが出そろった。 勝負どころの予選最終日に怖い男が調子を上げてきた。19年の多摩川SGグランドチャンピオンを制した柳沢一（43＝愛知）だ。3日目2Rでシリーズ2勝目を挙げると、続く7Rは2コースから迷うことなく捲って快勝。この連勝により、得点率を18位から一気に8位まで押し上げた。 成績と同じく、舟足も急上昇している。「プロペラを叩き変えてカカリや舟の向きが良くなった。回ってからの押しもある。直線は少し落ちたけど、自分のターンができるようになったし、中堅上位は十分にある。レースがしやすい」。納得の表情で仕上がりを語った。 準優勝戦は11Rに3号艇で出走。内にも吉川喜継、石川真二とA1級レーサーが並ぶが、舟足は互角以上。実績では明らかに上回っている。3コースから全速ターンを繰り出し、ファイナル進出を狙う。
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