「資金洗浄を調べるため」2700万円の仮想通貨をだまし取られるニセ電話詐欺事件
厚生労働省の職員や警察官などを名乗り捜査の一環を称する手口で、県内に住む親子が2700万円相当の仮想通貨をだまし取られる事件がありました。 【写真を見る】「資金洗浄を調べるため」2700万円の仮想通貨をだまし取られるニセ電話詐欺事件 被害にあったのは県内に住む70代の女性と40代の息子です。 警察によりますと今年8月、女性の自宅に厚労省の職員や警察官を名乗る男から電話があり「あなたの健康保険証で大量の薬が購入されている」「いま逮捕した犯人があなた名義のキャッシュカードを持っている」などとうその話をされたということです。 その後、検事などを名乗る人物から「資金洗浄を調べるために資産を振り込む必要がある」などと言われ、これを信じた息子はおよそ2700万円相当の仮想通貨を指示されたアドレスに送金し、だまし取られたということです。 警察では「犯罪の捜査で指定口座に金を振り込むように話をすることはない」などとして注意を呼びかけています。
長崎放送