【ボクシング】力石政法が大橋ジム移籍初戦へ「1回からぶん回す」兄矢吹の世界王座奪取も刺激
プロボクシングIBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(30=大橋)が大橋ジム移籍初戦を迎える。 17日、東京・後楽園ホールで開催される所属ジム興行フェニックスバトル123大会のメインに登場。フィリピン同級王者アルネル・バコナヘ(30=フィリピン)との61・0キロ契約体重10回戦に臨む。16日には都内で前日計量に臨み、200グラム少ない60・8キロでクリア。バコナヘは60・5キロでパスした。 試合2カ月半前となる8月から在住している名古屋から横浜市に移動してジムワークを重ねてきた力石は「試合の日が待ち遠しかった。自分の能力がどれぐらい出せるか。楽しみ」と声をはずませた。5日前となる12日、名古屋で兄の矢吹正道(LUSH緑)がIBF世界ライトフライ級王座を獲得した。自らもセコンドに入って兄の世界返り咲きを見届けただけに「めっちゃ刺激になりましたね。僕も負けていられない。より思いました」と気合は十分だ。 対戦相手となるバコナヘはフィリピン王者と侮れない相手となるものの、力石は「1回から(パンチを)振り回します。ぶん回します。本当に世界王者にいつでもなれるという期待を持ってもらえるような勝ち方をしたい。前回(マグネッシ戦)がふがいない内容だったので、誰もが認めるような内容でKOにこだわって。あっと驚くようにぶん回す。空回りするか、すごい良いKOが見られるか、どちらかだと思う」と自信の笑みを浮かべていた。