子どもの高校通学用の「定期券代」が高く、家計を圧迫しています。どうやって費用を捻出したらいいでしょうか?
お住まいの地域によっては、お子さまの通学に電車やバスが必要なケースもあるでしょう。公共の交通機関を使って学校に通うには「通学定期」を購入するのが一般的ですが、自宅と学校の距離によっては定期代だけでも数万円程度かかることもあるでしょう。 今回は高校生の通学定期の購入費用を安くする便利な制度や、通学定期を購入する際の注意点について解説します。
学生用の定期券代を節約する方法
大学生までなら、定期の購入で「通学定期」を利用できます。通学定期は利用する交通機関ごとに独自の割引率が適用されているため、定価で購入するよりも割安に購入可能です。 また、お住まいの地域によっては特定の条件を満たした世帯に向けて、通学費用の補助制度を利用できる可能性があるでしょう。 ◆自治体の補助制度を利用 都市部・地方にかかわらず、多くの自治体では通学費用に関する補助金制度を実施しているようです。 例えば兵庫県神戸市では、神戸市在住の高校生などが市内の高校などに通う場合に通学定期代を全額補助する制度が導入されており、市外の高校などに通う場合であっても一定の通学定期代を超えた額の2分の1を補助してもらえるようです。 また栃木県宇都宮市では、補助対象の条件に該当している方が東京圏の学校に新幹線で通う際、定期代の3分の1(月1万円を上限とする)助成してくれる制度が実施されているようです。 このように各自治体によって取り組み内容が異なるものの、通学定期の費用が家計に大きな負担がかかっているなら補助制度をうまく活用しましょう。ただし、制度によっては細かい条件があり、公募できる期間が決まっている場合もあります。申請はなるべく早く済ませておくといいでしょう。 ◆鉄道会社の割引を利用 通学定期を発行している交通機関の多くでは、それぞれ独自の割引率が適用されます。割引率は通学に使う交通機関・区間・利用期間によって異なるようなので、各交通機関の通学定期について調べてみるといいでしょう。