鉄道会社が続々参入「eスポーツ」狙いはどこに? 大手私鉄やJR、大会開催や体験施設など開設
東京メトロは、「eスポーツの裾野を拡大し、東京の魅力・活力を創出することが目的です。年齢や性別・国籍・障がい等の壁を超えて、誰もが参加することができる共生社会やダイバーシティ社会の実現に大きく寄与する点に、eスポーツの魅力を感じております」(広報担当者)という。 「eスポーツジム 赤羽岩淵店」はゲシピとの協業を解消し「eスポーツジム」としては閉鎖したが、引き続きeスポーツを活用した就労移行支援やシニア向け施策を中心とした店舗として運営していくという。
■京王電鉄:今やeスポーツのブランドに 京王電鉄は2023年に期間限定で笹塚にeスポーツ体験施設を開設、その後に「KEIO eSPORTS LAB. CHOFU(京王eスポーツラボ調布)」を調布に常設している。また、2023年2月にはオンライン形式で大会「KEIO CUP Apex Legends(京王カップエーペックスレジェンズ)」を開催。2024年1月に東京ドームで開催された「東京eスポーツフェスタ2024」内では「KEIO CUP STREET FIGHTER 6(京王カップストリートファイター6)」を開催した。「KEIO CUP」はeスポーツのブランドとして浸透しつつある。
2024年3月には東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナにて「京王電鉄eスポーツ祭」を開催した。格闘ゲーム大会「京王電鉄 Presents 鉄拳8 3on3 Tournament」は40チームが参加。また、オンラインカードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロチーム選手とのオフライン対戦会や、「IdentityV 第五人格」という、追う側追われる側に分かれて生存を競うゲームの日本予選大会を大型スクリーンに映し出し、eスポーツ選手とウォッチパーティ(パブリックビューイング)も行われるなど盛りだくさんの内容だった。