「月収60万円もザラ」55歳タクシー運転手が語る“空前のバブル”。地方から出稼ぎに来る若者も
景気回復の兆しはまだまだ実感できないが、インバウンドや人手不足で好景気に沸く地域は存在し、日本人が日本国内の稼げる地域に移動する「出稼ぎバブル」が起きているという。円安不況を尻目に稼ぎまくっている人々をリポート! ⇒【写真】空港では外国人旅行客が列をなしてタクシー待ち
空前のバブルを迎えているタクシー業界
インバウンド需要の拡大を受け、空前のバブルを迎えているのがタクシー業界。 その中でも成田空港から東京までの黄金ルートは日本一客単価が高いと業界内でも噂される。 北海道から上京し、現在は成田空港を拠点にタクシードライバー業に従事する高田義昭さん(仮名・55歳)がその景気の良さを語る。
売り上げが12万円を超える日も
「成田は客を拾う技術は不要で、基本的には外国人旅行客を待つだけ。だから、1年目もベテランも関係なく、需給増減で売り上げが決まります。一日4度の乗務で、売り上げが12万円を超える日もありました。月収ベースでいうと、60万円クラスもザラ。まさに訪日観光客バブルです」 成田空港では、利用者の8割が外国人旅行客だという。
人手不足が深刻なタクシー業界
コロナ禍では高齢ドライバーが大量離職。現在、タクシー業界は人手不足が深刻だ。 「地方在住者歓迎を謳い、定着支援金など給与の上乗せ制度などで、月40万円保証を行うタクシー会社もあります。実際、東北や四国から出稼ぎに来たという若手もいました。成田~東京間だと比較的道も覚えやすく、新人でも参入しやすくなっています」 ちなみに成田空港に入るタクシー会社は、社員寮完備が大半。日本の玄関口でチャンスを狙うのも手か。 ★応募条件:新人でも参入しやすい。今がチャンス! 取材・文/週刊SPA!編集部 ※4月2日発売の週刊SPA!特集「みんなハマる[課金地獄]の闇」より
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