新設の小学校に盛り土→周辺地域には最大1メートル超の浸水も 計画見直し求めた請願を市教委が不採択
RKB毎日放送
小学校を作るための盛り土によって周辺の住宅地が浸水する恐れがあるとして福岡県福津市の住民が計画の見直しを求めています。 【写真で見る】福津市の住民が計画の見直しを求める この問題で福津市教育委員会は10日、住民が出した請願を不採択としました。 請願者 蔵本芳樹さん「ここに盛り土するしかないということであれば私たちの大切なものを失ったり最悪死んだりしてもしょうがないと思うにいたる根拠が欲しいです。そのために学識経験者をいれて検討していただきたいです」 福津市教育委員会は10日、臨時会を開いて住民からの請願を審議しました。 福津市は、2027年4月に新設する小学校が浸水しないように盛り土によって土地をかさ上げする計画です。 しかし、盛り土によって周辺地域には最大1メートルを超える浸水が起きるとする資料が今年5月に福津市が実施した住民説明会で公開されたということです。 このため周辺住民は、学識経験者を入れた検討委員会などを開くことを求める請願書を提出していました。 臨時会で教育委員会は「児童の教育環境を整えることを優先すべき」などとして請願を不採択としました。 教育委員会は「最大限、住民に対する浸水対策を市長に求めていく」としていて福津市は、「市として出来うる対策をして3年後の4月の開校を目指したい」としています。
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