城下町包む2万本の「希望の明かり」 たけた竹灯籠「竹楽」始まる
大分県竹田市の城下町で15日、第25回たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」が始まった。約2万本の柔らかな明かりが歴史ある町の夜を彩った。17日まで。 NPO法人里山保全竹活用百人会と市の主催。開会行事が十六羅漢前であり、市内の竹田、豊岡両小の児童が開幕を宣言した。 百人会の井上隆理事長と土居昌弘市長が「高校生や大学生も運営ボランティアに参加してくれている。竹楽を未来へとつながる希望の明かりとしたい」とあいさつした。 午後4時、関係者や来場者が灯籠のロウソクに着火。滝廉太郎記念館前、武家屋敷通り、広瀬神社など8カ所は特に多くの竹灯籠が集まっており、写真を撮る人でにぎわった。 竹田小4年の安達教志さん(9)=市内会々=は「毎年来ている。25回も開催していてすごい。100年続いてほしい」と話した。