日大二、格上の早大学院を2-0撃破!関東大会予選&第5地区決勝へ
2月25日、令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)が都内各地で行われ、第5地区準決勝では日大二が2-0で早大学院を下し関東大会予選の切符を掴んだ。 【フォトギャラリー】早大学院 vs 日大二 試合は20分、日大二がCKのチャンスでDF4青木龍之介がヘディングで狙うも早大学院GK21島田陽生の正面に。対する早大学院は39分、ゴール前の混戦からチャンスを迎えるも、ゴールラインギリギリのところで日大二GK1小林珠生にセーブされゴールならず。前半はお互いノーゴールで折り返す。 43分、日大二はGKとDFラインの間に落ちたボールにMF3横井煌大とFW21長部譲が反応。二人で頭で押し込んだボールはGKの頭上を超えてゴールになるかと思われたが、手を目一杯伸ばした島田のビックセーブに阻まれゴールには至らず。59分、早大学院はCKからのこぼれ球をMF14三上陽南太がダイレクトでシュートを放つも、ポストに直撃。 お互い得点を決め切ることができずにいたが、61分に均衡が破れる。DF22野尻晴陽の右クロスが早大学院DFに当たりこぼれ球になると、そのボールに「サイドからのクロスはずっと練習していた」と話すFW9足立健太郎が素早く反応。スライディングで飛び込み、見事にゴールネットを揺らした。「今まで大事な場面でゴールを決めていなかったし、こういった場面で決められて嬉しい。ベンチのみんなが本当に喜んでいてくれて、泣きそうでした」と振り返る足立は真っ先にベンチに向かい、喜びを爆発させた。 1点をリードする日大二は試合終了間際にゴール正面でFKを獲得。「壁の横の選手がフリーだったので、パスを出した」(主将のMF10有隅勇人).。変化を付けたFKは有隅がリターンをもらう形になり、そのボールを勢い良く振り抜くと、これが見事にゴールネットを揺らし2-0となりここで試合終了。 先制ゴールを決めた足立は「目標はこの試合に勝つことだったので、めちゃくちゃ嬉しいです。一つでも上に行き強いチームと早く試合がしたいし楽しみ」と満面の笑み。 「超仲の良いチーム」という日大二をまとめる主将の有隅は「みんなのお陰で勝利を掴むことができたし『ありがとう』と伝えたい。自分たちはもっと上に行けると思うので、また次のステージへ向けチーム全体で準備しようと思います」と意気込んだ。 格上の早大学院を撃破した日大二は3月17日に第5地区決勝で日大鶴ヶ丘と対戦する。「去年新人戦で負けているチームなので、絶対に借りを返さないといけない」(足立)と昨年の雪辱を誓った。 (取材=古部亮)