SENDY AUDIOヘッドフォン登場。AKハイエンドDAPが小さくなった「SP3000M」
フジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭 2024」が、東京駅八重洲口直結の「ステーションコンファレンス東京」5F/6Fで開催。入場料無料。ここでは、Astell&KernやSENDY AUDIOを扱うアユートブースをレポートする。 【画像】Apollo ■ SENDY AUDIO SENDY AUDIOは、「世界の工場」として知られる中国・東莞(ドンガン)で2016年に設立された。「優れたフィッティング・高解像度サウンド・クラフトマンシップの音響機器における三拍子を揃えたハイクオリティ・ヘッドフォンブランド」という。 独自技術の「QUAD-FORMER」を採用したドライバーと木材加工技術、熟練のエンジニアによるサウンドメイクが特徴となる。 「Apollo」は、68mm径のプラナーマグネティックドライバーを搭載した、開放型ウッドハウジングのヘッドフォン。へッドバンドとイヤーパッドを徹底研究し、優れた装着性を実現。QUAD-FORMERテクノロジーも採用。バランス接続対応で、11月発売予定。予定価格は55,000円。 「Aiva」は96×76mmプラナーマグネティックドライバーを搭載。こちらも11月発売で、予定価格は77,000円。 「Peacock」は、より大型の88mmプラナーマグネティックドライバーを搭載したフラッグシップの開放型ウッドハウジングヘッドフォン。こちらもヘッドバンドとイヤーパッドを徹底研究。QUAD-FORMERテクノロジーを採用。バランス接続に対応する。11月発売予定で、予定価格は220,000円。 なお、これらをドライブするヘッドフォンアンプとして、今後発売予定のBurson Audio「Conductor GT4(DX ver.)」が参考展示されている。スタンダードモデルと、より仕様がリッチなデラックスバージョンをラインナップ予定。価格は未定だ。 ■ Astell&Kern AK DAPの新モデル「SP3000M」が登場。モデル名からわかる通り、SP3000を小型軽量化して、可搬性を高めたほか、価格も抑えたフォローアップモデルとなる。11月発売予定で、予定価格は396,000円。 HEXA構造におけるデジタル信号とアナログ信号の完全分離を実現。AKMのフラッグシップDACの「AK4499EX」を4基、デジタル信号を処理する「AK4191EQ」を2基搭載。Snapdragon 6125 Octa-Coreプロセッサーを搭載。SP3000Tで好評なVUメーターGUIも備えている。 ■ ACTIVO/FiR Audio/Maestraudio ACTIVO Q1は、ACTIVOとDITAがコラボしたイヤフォン。DITAのPROJECT Mがベースになっており、PROJECT Mは樹脂筐体の中にステンレスのチャンバーを内包しているが、ACTIVO Q1は真鍮のチャンバーを搭載。錆びないように、ホワイトパウダーコーティングを施している。 ドライバーは、DITAの新型PM1+9.8mmダイナミック型ドライバーと、KnowlesのBAを組み合わせている。 さらに、FiR Audioからも新イヤフォンが参考出展。どちらも発売時期や価格は未定だが、「Project K」がシェルにチタンを、フェイスプレートにサファイアガラスを使ったハイエンドモデル。「FR10」がアルミニウムを筐体に使ったエントリーと位置付けられている。 ユニット構成は、Project Kが9mmのダイナミック型×1、BA×4のハイブリッド。コネクターやSwapX 2pinで、入力プラグは4.4mm。 FR10は10mm径のダイナミック型で、プラグは四角いRCXコネクターを採用する。入力プラグはステレオミニ。 Maestraudioの開発中イヤフォン「MA910SR DC」は、MA910SRがベース。オリジナルのパッシブ型セラミックツイーター「RST」を搭載したり、Pentaconn earコネクター搭載によってリケーブルに対応。MA910SR DCの大きな特徴は、木製のフェイスプレートを採用していること。 一般的に、木をハウジングに採用したヘッドフォンなどは、木の響きも楽しむ製品が多いが、MA910SR Woodの場合は響きを付加するのではなく、抑制する目的で木製フェイスプレートを採用。木の素材も、それに適したものを探して採用したという。これにより、非常にクリアなサウンドを実現したとする。11月発売予定で、16,500円。
AV Watch,山崎健太郎