【JBCクラシック】感涙川田騎手「これからも皆さんとともに競馬を…」/勝利インタビュー全文
<JBCクラシック>◇4日=佐賀◇Jpn1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走11頭◇1着賞金1億円 【写真】あふれ出す涙をぬぐう川田騎手 ウィルソンテソーロ(牡5、小手川)が、Jpn1初制覇を果たした。佐賀出身の鞍上・川田将雅騎手(39)は、故郷に錦を飾る勝利を挙げ、インタビューでは感極まるシーンがあった。1万2000人以上が来場していた場内からは温かな「川田コール」も沸き上がった。 川田騎手の勝利インタビュー全文は以下の通り。 -率直な気持ちは 川田騎手 本当にありがとうございます。皆様方にこれだけ祝福していただけることが、本当にうれしく思います。ありがとうございます。 -3コーナーで先頭を奪った時の感触は 川田騎手 何よりも具合が良かったですし、必ず勝つ競馬をしようと、ウィルソンとともにこのレースに挑みましたし。個人的なことですけど、ここで生まれ育ちましたので、ゲート裏を回っているときに、あそこで僕はちびっこ相撲の練習とかしてましたから。そんなところでJBCを開催してくれるようになり、これだけ素晴らしい馬と巡り会えて、佐賀に来ることができて、(グランブリッジとコンビを組んだ)レディスクラシックで勝ち切ることはできなかったですけど、みなさんからの声援の温かさというのも非常に感じましたし、このクラシックでウィルソンとともに勝ち切れたことで、本当に皆さんがこれだけ温かい声援をいただけるというのは、騎手みょうりに尽きるなと、この小さい佐賀競馬場で生まれ育ちましたけど、いろんなところを旅させていただいて、レースさせていただいてますけど、地元でG1を勝つというのがこんなに感極まるんだなと、本当にうれしく思ってます。 -勝った後にはウイニングラン、川田コールがあった 川田騎手 普段ならば、こういうことは絶対しないように乗ってはいるんですが、こうしてウィルソンが勝ってくれて、ぜひ皆様に近くでウィルソンを見ていただきたいと思って、ゆっくりと1周回らせていただいて、本当に温かい声援ありがとうございました。 -佐賀競馬場で行われた初めてのJBC、この熱気はどんなふうに感じて騎乗していたか 川田騎手 この日程が決まって、(米国の)ブリーダーズカップに行くことが決まってましたし、開催的に間に合うということも分かって、そこはまず一段落して、先日のブリーダーズカップではいい結果を得ることはできなかったですけど、急いで帰ってきて、こうして温かく皆さんの目の前で競馬ができたことを、本当に心から感謝しています。 -全国のファンへひとこと 川田騎手 まずウィルソンのことを言えば、なかなか勝ち切ることができず、それでも素晴らしい競馬を続けながら1歩1歩成長してG1馬までたどり着いてくれましたし、同じオーナーのウシュバテソーロに追いつけるように、これからもウィルソンとともに、精進していきたいなと思ってます。そして、初めてJBCを開催していただき、これだけのお客さんに集まっていただいて、遅くまで本当にありがとうございます。佐賀競馬は、通年やってますのでこの開催だけに限らず、一年中九州の皆様に競馬の喜びをと、(関係者の)皆さん頑張ってますので、ぜひこれからも足を運んでいただけたらと思いますし、僕自身も生まれ故郷の佐賀競馬場のより活躍する姿を楽しみに見たいと思いますし、JRAの馬でこちらにお邪魔して全てを負かしてやりたいとも思ってますし(笑い)。これからも皆さんとともに競馬を楽しんでいけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。