池松壮亮×田中裕子、映画『本心』で初共演 リスペクトあふれるインタビュー
■次に共演するときは「もう少し気軽に話したい」
――昨年8月に所属事務所から独立して1年。ジャンルを問わず、さまざまな作品で精力的に活動されていると、お見受けします。 池松:おかげさまで、元気にやっています。独立したことでやらなければならないことや目的がよりくっきりしたと思います。良い出会いが続いていると感じています。 ――田中さんは活動のペースをどのようにお考えなのですか? 田中:日々の暮らしの中で、ずっと家事をしているより、この仕事があった方が、ラクかなと思います。撮影が終われば元の日常に戻る。その日常が少し新鮮に感じられるような気がします。 ――演じてみたい役はありますか? 田中:もう何もないというか(笑)。 池松:日本で生身の人間とVFの2役を演じたのは、田中さんが初かもしれませんね。 田中:明るく楽しい役がいいですね。 池松:田中さんの自然体の生き方と表現に心から魅了されてきました。また共演したいです。 田中:次はもう少し気軽に話せるようになりたいです(笑)。今回の現場でもお話ししたいと思っていたのですが、何を話せば良いのか分からなくて。 池松:僕も撮影中、遠慮してしまっていました。田中さんがこの作品のことをどう感じられたか、とても気になっていたので、取材という場をお借りしてこうして田中さんとお話できて幸せでした。