桂福団治“兄弟分”桂ざこばさんしのぶ「直情型の正義派で裏表の無いところが好きでした」
上方落語の重鎮、桂ざこばさん(本名・関口弘=せきぐち・ひろむ)が12日、ぜんそくのため、大阪府内の自宅で亡くなったことを受け、上方落語家の桂福団治(83)が事務所を通じ追悼した。 【写真】逝去した桂ざこばさん 福団治は「ざこばちゃんは、年は7歳下ですけど芸歴は3年の違いで、現役の上方落語家では私の次にキャリアの長い人でした。若い頃から兄弟分の間柄でよく飲んで語り合ったもんです。お互いに泣きながら唄を歌ったこともありました」となつかしみ、「直情型の正義派で裏表の無いところが好きでした」とざこばさんの人柄を振り返った。 今年の暮れには2人会をやろうと話していたといい、「残念でなりません。どうぞゆっくり休んでください。お疲れさまでした」としのんだ。