シーホース三河 2024年は連勝スタート。GAME1で29得点のジェイク・レイマン「練習でやってきたことを信用してプレーしている」
■茨城ロボッツに連勝し、前半戦を中地区2位で折り返す
シーホース三河は、1月6日・7日に行われたホームゲームで茨城ロボッツにGAME1は93-86、GAME2は87-65で勝利して連勝を3に伸ばした。これで19勝9敗、中地区2位で前半戦を終えた。 ライアン・リッチマンHCは常々、相手チームへのリスペクトを口にし、試合後の会見では必ずと言っていいほど「このリーグで簡単に勝てる試合はひとつもない」と話す。今節まで2勝24敗と苦しむ茨城が相手となるとファンは快勝を期待したくなるものだが、リッチマンHCの言葉どおり、やはりイージーなゲームとはならなかった。 特にGAME1は終始リードを許す展開で、3Qを終えた時点で55-65と10点のビハインド。4Qに巻き返し、一時は逆転するも、残り31秒で76-78と茨城に再逆転を許してしまう。後がない場面でシュートを託されたのがジェイク・レイマンだった。レイマンは貴重な同点シュートを決め、試合は延長戦に。 土壇場で追いついたのは三河だが、4Qの展開だけを見ればゲームのクロージングにミスがあったと受け取ることもでき、こうした試合は精神的に厳しいもの。そんなタフな状況の中、全員がハードワークし、三河は価値ある勝利を手にした。GAME2で快勝できたのは、GAME1で学んだことをうまく修正し、コートで表現できたからだろう。 レイマンはGAME1でシーズンハイとなる29得点を記録。前半こそなかなかシュートが決まらずフラストレーションをためていた様子だったが、後半に入るとクラッチタイムで得点を量産。重要なシュートをいくつも決め切った点について、「リッチマンHCは、自分たちが練習でやってきたことを信用してコートに入ろうといつも言っています。厳しい状況でシュートを決めるためのワークアウト、チーム練習を積み重ねてきているので、自信を持って打ちました」と振り返る。レイマンはGAME2でも11得点、チームトップタイの7リバウンドを記録し、連勝の立役者となった。