アスリートの分岐点【柳田将洋】初出場の“春高”がバレーで生きるきっかけに!
バレーボール選手 柳田将洋 MASAHIRO YANAGIDA
1992年、東京都生まれ。東洋高等学校と慶応義塾大学を経て、2014年にサントリーサンバーズ入団。2017年のプロ転向後、ドイツ1部などでプレイし、2020年に復帰したサンバーズで2連覇に貢献。ジェイテクトスティングスを経て、2023年に東京グレートベアーズに移籍。
TAMURA’S NEW WORK/三遠ネオフェニックス
「シーズンを通して戦っていくと、ケガやコンディションの問題でメンバー全員で戦えなくなってしまうこともあります。そうした困難を乗り越えてほしいという思いも込め、開幕時にフルメンバーが揃ったチームの姿を描かせていただきました。作品を見て団結する気持ちを高めてくれたら嬉しいです」
チームが団結する姿を描いた作品
今にも動き出しそうな躍動感で描いたのは、Bリーグの三遠ネオフェニックスの選手やヘッドコーチたち。’22年からチームとのコラボプロジェクトを手掛けてきた田村が、2023-24レギュラーシーズンの開幕に合わせて描いた新作だ。 「今シーズンの三遠ネオフェニックスは開幕から非常に好調で、クラブ新記録の8連勝を達成し、中地区の首位争いを繰り広げるなど勢いに乗っています。そんなチームが一致団結している姿を伝えられればと思い、描いた作品です」 田村はBリーグの月間MVPの選考委員の1人でもあり、受賞者に贈るイラスト作品も毎月のように描いている。 「新加入のコティ・クラーク選手が月間MVPを受賞したので、彼の作品も描きました。アーティストがバスケのリーグにこういった形で関わることは前例のないことですが、リーグを新しい形で盛り上げられることは光栄です。自分なりの形でバスケという競技に貢献していきたい」
アーティスト 田村 大 DAI TAMURA
1983年、東京都生まれ。2016年にアリゾナで開催された似顔絵の世界大会であるISCAカリカチュア世界大会で、総合優勝。アスリートを描いた作品がSNSで注目を集め、現在のフォロワーは10万人以上。その中にはNBA選手も名を連ねる。 ※雑誌『Safari』2月号より
イラスト=田村 大 文=遠藤 匠 photo by AFLO