ECB副総裁、賃金の伸び鈍化認識も金利軌道に慎重な姿勢
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏の賃金上昇ペースは減速しつつあるが、不確実さが高まる中で、ECBは金利軌道を確約することはできないと述べた。
デギンドス氏は16日、ブルームバーグTVに対し、「賃金は鈍化しつつある」と述べ、「数カ月前には5%を超えていた賃金上昇率は、現在4%前後で推移している」と指摘した。
ECB当局者は来月想定されている初回利下げ後の金利軌道を見極める上で、賃金の伸びを注視している。
原題:ECB’s Guindos Sees Wage Growth Slowing But Is Cagey on Rates (1)
(抜粋)
--取材協力:Joao Lima、Rodrigo Orihuela.
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Alexander Weber, Mark Schroers