小池都知事定例会見12月22日(全文1)都民ファーストでつくる「新しい東京」
東京都の小池百合子知事が22日午後2時から定例会見を行う。8月に就任して以来、当初11月に予定されていた築地市場の豊洲への移転を延期したり、東京五輪の会場見直しを提案したりするなど、都政に大きな変化をもたらしてきた。定例会見は年内最後となる。 【中継録画】小池都知事が年内最後の定例会見
都民ファーストでつくる「新しい東京」、2020年に向けた実行プランについて
小池:さあ、それじゃよろしくお願いします。 NHK:定例記者会見、始めます。小池知事、よろしくお願いします。 小池:はい。皆さま、こんにちは。ちょっと流行に遅れまいと風邪をひきまして、こんな声になりました。お聞き苦しい点があろうかと思いますが、お付き合いのほど、お願いいたします。今日が今年最終の定例記者会見となります。今日は、兼ねてより準備をいたしてまいりました『都民ファーストでつくる「新しい東京」』。いわゆる2020年に向けた実行プラン。これをまとめましたので。で、また、数々、数字もかなり大胆に入れておりますので、少しお時間をちょうだいいたしまして、このご報告をさせていただきたいと存じます。それではまず画面のほうご覧いただければと思いますが、そしてこれが、もうお配りされてますでしょうか。こちら、要約版。こちらが内容になっておりますので、どうぞ、ご参照いただければと存じます。 まず、都民ファースト、ずっとこの言葉でやってまいりましたが、新しい東京。2020年に向けたさまざまな実行プランを盛り込んでおります。これはまず基本的な考え方として、都政の見える化ということ。これを進めながら、さまざまな問題を掘り起こしつつ、じゃあ、その問題をどう解決するんですか。そのような解決に向けた歩みを進めてきたところでございます。 そして基本的には、かねがね私、申し上げておりましたのが、大義なき政策は政策にあらずと。よって、政策には必ず大義がある。ただ、その大義ばかり振りかざしていても、それは達成できない。むしろそれを、志を小さくして、そしてその大義を細かくかみ砕いて、国民の皆さん、有権者の皆さんに共感をいただく。そのようなきめの細やかさが必要だということで大義と共感ということを申し上げてまいりました。その基本的な姿勢で次のプランをご紹介するところでございます。 このプランでございますけれども、都民ファーストの都政の具体的な道筋といたしまして「未来への航路」とさせていただきます。で、このプランでありますけれども、新たな4カ年計画として8月に策定を表明いたしました。そしてプラン策定会議、パブリックコメントなどを経まして、都民ファーストの視点から全庁挙げて、まさしく全局、全部、全課、挙げまして、いろんな検討を行ってきた。そういう集大成でございます。 で、今日はこのプランについて、その特徴であります3つの「F」に沿いまして、ごめんなさいね、なんかね。鼻が詰まっちゃいました。3つの「F」に沿って、説明をさせていただきます。 まず、都民FIRSTの「F」でございます。4カ年間の政策展開を考えております。それから「FIRST戦略」が示します首都東京の成長戦略。そして3つ目が明るい東京のFUTURE、未来ですね。この3つの「F」。FIRSTと、それから後ほど詳しく説明いたしますけれども「FIRST戦略」。そしてFUTURE、将来。この3つのFに従って、これを柱にしてつくりあげました政策パッケージでございます。