名優デンゼル・ワシントンがニューヨークの教会で牧師になる「心の拠り所だった」
先月、ハリウッドからの引退を宣言した米名優デンゼル・ワシントン(69)が聖職者免許を取得し、ニューヨークの教会で牧師になったことが分かった。米誌「ハリウッド・リポーター」が23日伝えた。 同誌によると、ワシントンは同市にあるキリスト教プロテスタントのゴッド・イン・クライストの教会「ケリー寺院」で牧師免許を得て、聖職に就いたという。 同教会のクリストファー・ブライアント大司教は21日、フェイスブックで、ニューヨーク郊外マウントバーノン出身のワシントンは子供の頃からケリー寺院に通っていたとし、「心の拠り所だった」と投稿。ワシントンが聖職者の仲間入りしたことを祝福した。 これまでワシントンは犯罪スリラー「トレーニング デイ」(2001年)で米アカデミー賞主演男優賞に輝き、南北戦争で実在した北軍の黒人部隊を描いた「グローリー」(1989年)では同助演男優賞を受賞。ベルリン国際映画祭でも2度の男優賞を受賞している。 先月リリースされた「グラディエーター2 英雄を呼ぶ声」では、ローマを支配しようと企む最凶の悪役を演じたワシントンだが、実生活ではホームレス男性を保護するなど、人道支援に注力している。 米エンタメ界を震撼させた、米大物音楽プロデューサー、ショーン・コムズ被告が主導したとされる国際的な性的人身売買事件では、ある日、コムズ被告主催のパーティーに招待されたワシントンは、パーティー会場に到着すると、異常な様子を察知し、「お前には人に対するリスペクトがない」と吐き捨て、その場を後にしたと報じられた。 その後、友人たちにコムズのパーティーに近づかないよう警告していたという。
東スポWEB