“アフター・ジュリア問題”はMIRAIが解決?!悩める林下詩美へ「自分に限界作ってんじゃねーよ」と喝!
試合は互いが積み上げて来たものを確認し合うかのようなじっくりとしたグラウンドレスリングに始まり、ショルダータックルのぶつかり合いから額をつけての睨み合い。 MIRAIのバックドロップをスカした詩美がラリアットから胴絞めスリーパーを繰り出してかつての再現を狙うが、MIRAIは魂込めてロープブレイク。 終盤には真っ向からのラリアット合戦が展開されていき、打ち勝った詩美がジャーマン・スープレックスから必殺のハイジャック・ボムの体勢へ。これを着地したMIRAIが左右のショートレンジ・ラリアットを連打し、ロープに飛んで渾身のラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。 マイクを取ったMIRAIは「林下詩美、すげーすげー久しぶりのシングルマッチだったな。今は、複雑な気持ちだよ。林下詩美にやっと勝てたよ。けど、ここにいたのは、MIRAIが超えたかった100%の詩美じゃなかったよなぁ?林下詩美は、MIRAIの知ってる林下詩美は、そんなんじゃねーよな!林下詩美、自分に負けてんじゃねーよ。自分に限界作ってんじゃねーよ。その限界作ってんだったら、自分で越えてけよ。それが、お前に負けてから、MIRAIが学んだ事の1つだよ」とかつての試合後の言葉をなぞるような思いを叫ぶ。 これを受けた詩美は「限界決めてるつもりもねーし、成長が止まったなんて思ってねーよ。でも、今日、負けたからそれが答えなのかもしれねーな。私は色々考えて、色々悩んだ事だってあったけど、プロレスで、このリングの上で、成長辞めた事なんてねーんだよ。MIRAIには、負けたくなかった絶対に。これで、超されたなんて思ってねーからな」と額を突き合わせての視殺戦を展開した。 詩美は2勝2敗の4点で残り3戦と自力優勝は困難な状況。MIRAIは2勝1分の5点で残り4戦と優勝圏内に残っており、9月23日の後楽園ホール大会が明暗を分ける闘いとなりそうだ。