シクサーズでNBA復帰を飾ったガーション・ヤブセレ「このチームに加わりたかった」
8月30日(現地時間29日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ガーション・ヤブセレと契約したことを正式に発表した。 203センチ117キロという屈強な肉体を持つヤブセレは、28歳のパワーフォワード兼センター。パリオリンピックで銀メダルに輝いたフランス代表の一員としてプレーし、大会平均23.3分14.0得点3.3リバウンド1.0アシストをマーク。 NBAでプレーするのはボストン・セルティックスに在籍していた2018-19シーズン以来、実に5シーズンぶりとなるのだが、今回はイースタン・カンファレンス上位進出が期待されているシクサーズでプレーすることとなった。 翌31日。『Clutch Points』は、NBA復帰を飾ったヤブセレがこうコメントしていたと報じている。 「ヨーロッパで快適だったことは確かだ。それは間違いない。でもいつも言っているように、僕はNBAへ戻りたかった。こうしてこのチームで2度目のチャンスを得て、リーグに残りたいんだ」 現在7シーズン連続でプレーオフへ出場しているシクサーズには、パリ五輪でアメリカ代表の先発センターを務めたジョエル・エンビードを筆頭に、オールスターガードのタイリース・マクシー、ベテランウイングのポール・ジョージが所属している。 さらにケリー・ウーブレイJr.やケイレブ・マーティン、エリック・ゴードン、カイル・ラウリー、レジー・ジャクソン、ケニョン・マーティンJr.、アンドレ・ドラモンドがおり、豪華戦力を誇るイースト上位進出候補。 パリ五輪の決勝で対戦したことで、ヤブセレはエンビードと一緒にプレーすることを楽しみにしているという。 「彼は世界の中でベストなビッグマンの1人。ゲームに対する彼の情熱は、僕がここに加わることができた過程で本当に重要なものなんだ。このチームに加わりたかった。(エンビードは)いいヤツなんだ」 ヤブセレはフロントコートの控えとして出場する見込みで、ドラモンドとともにエンビードのバックアップとなってセンター起用されるシーンもあるかもしれない。また、エンビードというリーグ最高級のビッグマンと屈強な肉体を持つヤブセレがコートで共演する時間帯もありそうだ。
BASKETBALL KING