第93回選抜高校野球 聖カタリナ、出場決定 一層、真剣に 「プレーの精度高める」 /愛媛
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会へ初出場する聖カタリナ学園の選手たちは決定から一夜明けた30日、甲子園での飛躍に向け、気持ちを新たに練習に励んだ。 午前9時前、松山市河野別府の専用グラウンド。集まってきた選手は前日の様子を伝える新聞に目を通し、改めて喜びをかみしめた。間もなく小沢武門(たけひろ)主将(2年)のかけ声で練習がスタート。午前中は体幹トレーニングや素振り、午後は捕球練習などに取り組んだ。 チームの持ち味は「打ち勝つ野球」。素振りをする選手に越智良平監督(39)が「試合に出たい、活躍したいとアピールする思いで振らなあかんぞ」と声を掛けると、スイングに一段と力がこもった。 小沢主将は前夜、中学時代の恩師に憧れの甲子園への切符を手にしたことを電話報告したと言い、「レギュラー争いをしながら良い雰囲気で練習したい」と笑顔。上田将史選手(同)は「甲子園では一つのプレーで展開が変わる。これからの練習で一つ一つの精度を高めていきたい」と表情を引き締めていた。【斉藤朋恵】