『虎に翼』この憲法に至るまでいかに多くの犠牲が…。どん底からの再生!日本国憲法という「翼」を手にした寅子にとって本当の法曹人生が始まる
現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第9週「男は度胸、女は愛嬌?」の第45回が5月31日に放送され、話題になっています。 【写真】離婚届を突き付けられて家を出た梅子。彼女を苦しめた姑を演じるのは…… *以下、5月31日放送内容のネタバレを含みます。 数々の困難を乗り越え、日本初の女性弁護士となった主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)。苦しい生活を送りながら、ようやく終戦を迎えるも、夫の優三(仲野太賀さん)が既に戦病死していたことが発覚。砕けそうな心を抱えて闇市をさまよう。 かつて優三と過ごした河原に辿りついた寅子の目に飛び込んできたのは、新しい「日本国憲法」の記事だった。そこには「すべての国民は法の下に平等である」と書かれており、寅子は次第に力が湧いてくるのを感じる。 立ち上がった寅子はさっそく家族会議を開き、そこで直明(三山凌輝さん)が大学へ行くこと、もう一度自分が仕事を探すことを提案するがーーといった話が描かれました。
全てを失いながらも力強く立ち上がった寅子の姿を前に、ネット上では「この憲法に至るまでにいかに多くの犠牲があったのか…ドラマを通じて痛いほど伝わってくる」「憲法の中でも<法の下の平等>にフォーカスしていたのがすごく象徴的」「第1部が終わり、いよいよ寅子が羽ばたく!という感じで、来週からますます期待してしまう」といった声が見られています。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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