「りそなグループ」を冠す新シーズン…Bリーグ島田チェアマンが注目する“開幕カード”は
7月11日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第193回が配信され、新たに発表されたBリーグのタイトルパートナーや、2024-25シーズン前半において激戦を予感させる注目の対戦カードについて語った。 Bリーグは発足以来初のタイトルパートナーとして、株式会社りそなホールディングスを迎え入れることを7月1日に発表した。これにより「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」として新シーズンが幕をあける。この提携は、6月末に発表があったBリーグの中期経営計画やこれまでの歩みに対する、りそなグループの賛同があってのことだ。今後、各々の地域ネットワークを駆使しながら日本バスケのさらなる飛躍を目指す。島田チェアマンは「お互いの強みを活かしながら、バスケット界を盛り上げていくのはもちろんそうなんですけど、お互いにWin-Winになれるような状況を作っていければなと思います」と、意気込んだ。 また、りそなグループを冠し始まる2024-25シーズン開幕期における注目の試合についても話は及んだ。まずは10月3日、先出し開幕カードとなる群馬クレインサンダーズvs広島ドラゴンフライズの一戦だ。昨シーズンにBリーグ初優勝を飾った広島は華々しい引退を遂げた朝山正悟が指揮官に就任。そして広島を優勝に導いたカイル・ミリングHCは群馬に移籍し、奇しくも“新旧HC対決”でB1が幕を開けることになった。このカーディングについて、島田チェアマンは「たまたまなんですよ」と意図せず縁あるクラブ同士の対戦となったことを明かしつつ、「いきなり師弟対決みたい。群馬も結構補強してますからね。なかなかの好カードじゃないですか」と、熱い展開に期待を高めた。 さらに、島田チェアマンは10月5日に開催される2つの試合にも注目。1つ目はリーグトップの平均入場者数を誇る沖縄アリーナで開催される琉球ゴールデンキングスと、中地区覇者・三遠ネオフェニックスの試合。「三遠も吉井(裕鷹)選手が移籍したり着々。逆にキングスは移籍していく選手がいたり、雰囲気が違ったチームになる」と、両チームのオフの動きにも触れながら紹介した。2つ目は開業したばかりのららアリーナ東京ベイで行われる千葉ジェッツvs宇都宮ブレックスだ。島田チェアマンは昨シーズンのチャンピオンシップ準々決勝でも対戦した両チームの因縁にも言及し、チームカラーの赤と黄色に染まるであろうアリーナが熱狂する光景を想像。「Bリーグファイナルで感じた興奮を非日常ではなくて日常で行われていくという状況が、“夢のアリーナ構想”の大きなポイントだと思います」とも語り、着々と進むBリーグ構造改革に手応えを感じているようだった。 Bリーグの新シーズン開幕まで約3カ月あるが、「オリンピックを挟んだらあっという間にバスケの時期が来ますよ。楽しみにしていただければなと思います」と島田チェアマン。今回のエピソードでは、B2の注目カードとして、大型補強を行ったライジングゼファー福岡と熊本ヴォルターズの九州ダービー、経営難を乗り越えた青森ワッツとB1復帰を目指す富山グラウジーズの対戦等をあげた他、ファンとの交流イベント開催についても語った。
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