伊勢で「神恩感謝むすひ音楽祭」 音が消える余韻も楽しんで
さまざまな楽器を奏で音楽を通して心に癒やしを届けるアーティストたちが12月16日、神宮会館(伊勢市宇治中之切町)で「神恩感謝むすひ音楽祭」を開いた。(伊勢志摩経済新聞) 【写真】【その他の画像】神恩感謝むすひ音楽祭 演奏したのは、即興音楽ユニット「彌榮(iyasaka)」「amane∞(アマネインフィニティ)」と、「響きもの」「流す」を研究しクリスタルボウルなどを演奏する山本コヲジさんの計9人。 9人は、神宮の森「島路山」や神宮の門前町「おはらい町」を眺める景色を背景にして横一線に整列し、クリスタルボウルやシンギングボウル、ゴング、笙(しょう)、笛、オルゴールボール、ライアー、黄金角音叉(おんさ)、円すいピラミッド、水カンリンバなどの楽器を、フィーリングのままに即興で演奏した。 amane∞のA MUさんは「大きい音から小さい音、聞こえる音と聞こえない音とがあるが、むしろ聞こえない音の方が大切。(我々は)見えているものや聞こえている音にいつもとらわれてしまうが、楽器を奏でていると、演奏していてもしていなくても音が鳴っている感覚が常にある。そんなことを感じて『自然とつながっている』『神様とつながっている』そういうありがたさを感じながら、これからも音を出していきたい。音が消える余韻も楽しんでほしい」と思いを込める。 両ユニットに参加するA MARKさんは「今日、伊勢神宮の月次祭というとても重要なお祭りの日に、初めて会うメンバー同士でリハーサルもなく、その時その場のフィーリングのままに演奏することができた。内なる平和をつくって平和な世界が訪れるよう祈り演奏させていただいた。今日の演奏は我々にとって始まりの日。今回のメンバーでこれからも演奏を続けていきたい」と話す。
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