わが家の朝は絶対パン食です。月に2万円分は買っていますが、買いすぎでしょうか?
家庭により、食生活や食習慣は異なりますが、日本の家庭ではまだ米を主食としているところが多いでしょう。ただ、「朝にかぎってはパンを中心に食べている」という家庭も多くあります。 そこで、気になるのが一般的な家庭がパンに費やしている金額です。本記事では、日本の家庭がパンに費やしている金額をみながら、月に2万円分のパンの購入が多いかどうかについて考えます。
日本人のパンの消費金額はいくら?
総務省統計局が公表している2022年の「家計調査」では、1世帯あたりのパンに対する消費支出額について公表しています。ここから、各家庭がパンへと使っている金額を確認してみましょう。2人以上の世帯が1年間でパンに消費している平均金額は、約3万2497円(2022年)でした。1ヶ月単位に換算すると、約2708円となります。 月に2万円分のパンを買っているということは、平均と比べて約7.4倍の金額を使っている計算です。買いすぎか否かを問われた場合には、家族構成にもよっても異なりますが、家計調査のデータを参照するかぎり買いすぎといわざるをえません。 ・食パンの消費金額は少ない 同調査では、パンを「食パン」と「他のパン」に分けて1世帯あたりの平均消費支出額を算出しています。それによると、1世帯あたりの食パンの平均消費支出額は年間1万300円となるため、月額換算で約858円です。 他のパンの平均消費支出額は、2万2197円、月額換算で約1850円となっています。朝に食べるパンが、必ずしも食パンであるとはかぎりません。しかし、自分の家庭で消費しているパンの種類や金額が、他の家庭と比べて多いのかどうかの参考にはなるでしょう。 ・パンの消費金額は年齢によって違う 同調査では、パンへの消費支出額について、さらに世帯主の年齢階級別でもまとめています。30~69歳までは、パンに年間約3万1000~3万5000円を費やしていました。1ヶ月あたりでは約2583~2917円で、全世帯の平均と同じ程度です。 一方で、30歳未満では1年間に1万7489円しか消費していません。1ヶ月あたりでは、約1457円です。このデータから、若い人よりも中高年層でパンの消費金額が多いことがうかがえます。