(いつかは期待に応えないと)茂木幹事長の語るリーダー像は?
MC鈴木「茂木さんが仮に総理大臣の仕事をするとしたら、どういうトップでありたい?」 茂木氏「トップということでいいますと、大臣も省庁のトップになります。大きな方向性はトップが示す。その上で、実際の仕事は現場に任せる。その代わり、最終的な責任は自分が負うんだ。しっかり責任を持つからには、チームのメンバーも相談してきますし、そういうやり方がいちばんいいんじゃないかなと思います」
自民党総裁選、派閥が解散したことへの影響は?
派閥がなくなることで、総裁選へ大きな影響があるという声がささやかれる中、茂木氏は「世間のイメージとは違う」と答えます。 茂木氏「2021年の総裁選も、7つの派閥が自民党内にありましたが、岸田さんのところ以外は自主投票で、誰かひとりに決めたことはなかったです」 茂木氏「派閥が中心になって総裁選をやるのは50年前。『三角大福中』の頃は派閥単位で骨肉の争いをやっていたかもしれないが、最近はかなり自由」 では、派閥が解消した結果、より自由に、政策論争で選ばれる選挙になるのでしょうか。その点に関して茂木氏は、次のように語ります。 茂木氏「それぞれの関係やいろんなものがある。誰をよく知っているか、その人の政策や考え方に共鳴するというんで、仲間の集まりとかできるものですから、まったく個々人が勝手にと言うよりは、今までの関係を、それぞれの議員は考えると思います」 なかなか自身の立候補について旗色を鮮明にしてくださらない茂木氏に、水内氏が「総理になりたくてなるわけじゃないとしても、出てくださいと言う人がいるのでは?」と追及します。 茂木氏「若手を含め、仲間の議員がいます。また、国会議員として32年活動してきて、地元含めて期待してくれる方がいる。皆さんの期待にはいつか応えなければいけない」 立候補表明については、どの候補予定者も、告示直前までいろんなことを考えるのでしょうか。茂木氏は、「いろんなことを考えるというより、いろんなことが起こるんだと思います」とし、8月になったらヨーイドンという話ではないと見立てます。 茂木氏「アメリカの大統領選を見てもそうですよね。2か月前にバイデンさんが撤退して、ハリス副大統領が新たな候補者になると、そこまで想定した人はいないのではないでしょうか」 MC鈴木「一般の有権者からすると、ちゃんと仕事をしてくれる人が総理として選ばれてほしいし、それがわかる総裁選になってほしい。政策の議論をして、この人の政策がいいと、みんなが判断できるようになってほしい」 水内氏は「総裁選で議論したことが、次の衆院選でまさに自民党として問うてくるものになる」と重ねます。 茂木氏は「それぞれ大きなテーマに対し、しっかりした議論ができることが大切なんじゃないかなと思います」と締めくくりました。