立憲・野田佳彦代表、トランプ次期大統領の「これが心配です」と懸念を口に…「個人的な信頼関係を、早く」
衆院選で政権批判票の受け皿に
立憲民主党の野田佳彦代表が7日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利を収めた米大統領選について自身の見解を示した。 【画像】ピンクのミニスカート姿で安倍元首相とカメラに収まったイヴァンカ・トランプ 警護担当のSPを2人携えて会場入りした野田代表。まず、立憲が躍進を示した衆院選を総括。「次々と(自民党側の)敵失があったと考えています。国民は政治とカネ問題についてNOを示しました」と強調した。 話題は米大統領選へ。トランプ次期大統領が返り咲くことについて、「新しい日本の首脳が、個人的な信頼関係を、早くトランプ新大統領と結ぶべきだと思っています。米国第一主義を掲げていることで国際社会へのコミットをどんどん引いてくる可能性があります。これが心配です」と語った。自身の首相時代に経験した、オバマ元大統領と国際会議にまつわるエピソードも口にした。 海外記者が“もし野田代表が総理大臣になったとしたら“を仮定して質問。「トランプ大統領が在日米軍にもっと予算を出してほしいと言ってきたらどうするか?」という趣旨の問いには、「防衛費・基地負担の要求があるかどうかは分かりませんが、思いやり予算を含めて(日本が)相応の対応をしてきていることを説明していくことです。そのうえで、日米地位協定について、こちらから主張しなければいけないことは主張していく。こういったことが大事だと思っています」と語った。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム