テスラ納車、予想上回り株価上昇-台数は2四半期連続で前年割れ
(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)大手、米テスラの納車台数は2四半期連続で前年同期を下回ったが、アナリストが予想していたほどの落ち込みではなく、株価は一時10%上昇した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は販売減少に歯止めをかけようと対策を取っている。
2日の発表によると、4-6月(第2四半期)の納車台数は44万3956台。アナリスト予想平均の43万9302台を上回ったが、前年同期比では4.8%減少した。前期比では改善し、1-3月(第1四半期)の38万6810台からは増加した。
第2四半期の生産は前年同期比14%減の41万831台。テスラは販売と生産の減少理由について説明していない。詳細は今月23日に予定する決算発表で明らかになる見込み。
テスラにとって今年は波乱の年となっている。マスク氏は4月に大規模な人員縮小を発表し、最大20%の削減を目標としている。削減にはセールス部門の従業員も含まれており、販売低迷の一因になっている可能性がある。数年ぶりに発表した新モデル、サイバートラックの売れ行きも鈍い。
原題:Tesla Beats Estimates With Less-Drastic Drop in EV Sales (2)(抜粋)
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Kara Carlson, Dana Hull